親があまりこの映画をよく思ってなくて、で、見るのが今になった。
思ってたよりSFチックというか、スタイリッシュなカメラワークと、「気味が悪い」と「カッコいい」を足して2で割ったような音楽が印象的だった。
特に音楽は会話や効果音ともシンクロしていて心地よささえあった。
ずっと主人公のモノローグが続く。壊れたテープレコーダーのよう。ギラギラしたブラッド・ピット。脈絡のない会話、大げさな動機。
あれよあれよと玉突き事故のように物語は進む。
総じて気味が悪い話だけど、不思議と嫌悪感はなかった。
クライマックスは凄かった。せこい。これは映画だよと言わんばかりの派手な終焉。煙に巻かれたのは僕のほうか。