1000

ファイト・クラブの1000のレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
3.0
ポスター、アートワークに石鹸。タイトルと結びつかなくて長年???ってなってた。
ピンク色の石鹸だしイケメンが2人。何、殴り合いの後にシャワーでまたファイト?まあそんなのはいいとして、ケンカで目覚める、みたいな。強くなる!みたいなポップなイメージだった。
だからあまり興味示せてなくて…


だけどあまりにも良い!と聞くので、ようやく重い腰を上げた感じで観たら。


おいおいマジかよってレベル。

(ちなみにこの「マジかよ」は、ラストスパートにとっておいた方がいい)(本当に)

イメージと全然違った…びっくりした…
血の匂いがこちらにまで漂ってきそう。
だけどみんな、笑顔だし、ハグして肩を叩いて称えあっている。

映画観たあと、ネットやここでいろいろ検索して裏話やら考察を調べるのが好きなんだけど、見ている時のたくさんの違和感の理由がわかって、見終えたばかりだけどもう1度観たい!


ただの暴力映画では無い。まあ確かに見た目派手にやっちゃってる所もあるけど、それは精神的なものを表しているんだと思う。人間の、見えない部分にある闇、怒り、暴力性、脆さとか、いろいろ。

とても精神的な、人間のコアの部分を映した作品だと思う。

んで、ラストスパート。主人公の”僕”と共に薄々感づいてはくるけど、本当に、マジかよ、ってなった。個人的には再び。

んで、もやもやしてたものが明確になってきて、伏線回収。

もっと早く観ればよかったなぁ。
タイトルと勝手なイメージに騙されてはいけないね。(シャワーでファイトなんて思ってごめんなさい)

消費者でいる自分も好き、だけど、人間ぽさは失っているのかも。わからないけど。
だけど、言えるのは、ファイトクラブにいた彼らは、輝いてた。


あ、最後にボブ。君のことは本当に好き!
1000

1000