Mai

悪人のMaiのレビュー・感想・評価

悪人(2010年製作の映画)
5.0
柄本明の「あんた大切な人はおるね?」の一連にこの映画の全てが詰まってると思う。柄本さんってなんでこんなにナチュラルなのだろう、その映画の中の人物にしか見えなくて。
他も皆役者が良くて。深津絵里(光代)の演技は特段の台詞が無くても、彼女の心情がひしひしと伝わってきて、うまいなあと思った。ラスト光代の気持ちを考えると辛いなあ。何が悪なのだろう。
終始救いようのない辛さに何度も涙溢れたし、すごく考えさせられた。
方言があることで物語により深みを出していてそこも良かった。好きでしたこの映画。
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