実話にもとづいた作品という段階で衝撃的でした。
常識から逸脱しているけど、辛うじて家族の温かさだけはあった関係が、一抜けされたのを機にじわじわと変わっていく様は切なさが募ります。
それでも、実際の話より映画の内容はソフトに作られたと後で知り、本当の事件を知るともう辛すぎる…
誰も知らない…と言ってみても、実際は不自然なことがたくさんあっただろうし、周りの大人たちの「知ろうとしない」姿勢も勘ぐってしまうところがあり、いろいろ考えさせられる作品でした。
そんな中で、子ども達のあどけない笑顔や掛け合いは微笑ましく、切ない中でも和めるシーンもありました。
柳楽優弥の演技も素晴らしい。
