最近この事件の記事を見る機会があって、そういえば映画になってたよな〜と初めて鑑賞。
事件の悲惨さ、無情さはニュースだけでも分かります。無戸籍の幼い子供たちが誰にも存在を知られる事なく自分たちで生きていく。
学校にも通えず下の子たちの面倒を見る長男。わたしには到底理解できない苦しみ。そんな環境で思春期・反抗期を迎えた明を演じる柳楽くんの演技がリアル。
事件をそのまま映画化してるわけじゃないのね。映画としてはこれといった見せ場がない気がします。
社会的にも評価されてる作品ですが、わたしには何がしたいのか分からなかった。題材が題材なだけに、ただ可哀想な子供がいたんですよ〜って言いたかっただけじゃない?っていう印象。終わり方も中途半端でだから何?伝えたいことは何?って思いました。
もちろんあってはならない事やし、この母親は親失格の前に人間失格。でも、やっぱりだから何?って思っちゃう。