mayu

気狂いピエロのmayuのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
3.8
一言、フランス映画っぽ〜〜〜!!!って感じ
画面の中に溢れる、赤、青、白(黄)。愛国心強いのかなあなんて考えながら観てた
音楽が突然途切れたり、余韻を残すような長いカットがあったり、カラックスから入った超初心者なので見事にしてやられました…理解はまあできない
ところどころ画面からこちらを見つめて語りかけるシーンが挟まっていて、第四の壁を取り払ってるとは言わないが、ほのめかすようなところがあってよかった(私たちには本音を言ってるような気がして、秘密を共有してる感じ)

こういう理解不能だけど「あれってどうだったんだ」と考える時間が楽しいし、平気で1週間くらい引きずるんだろうな、観終わった後も思い返すことが多いってすごいことなんだと思う だからフランス映画は根強い人気がある。アメリカなどのように展開が早く分かりやすいアクションなどはないけれど、これがフランス映画なんだなって好きだわ〜

あとワンシーン、日本?かアジア人になりきってるところがあって、男はおそらくアメリカ、女が日本(顔を黄色く塗り頬を赤く塗ってるとこ) あれどういう意図?ベトナム戦争に絡んでるのはわかるが、第二次世界大戦をほのめかしてるということ?
mayu

mayu