りん

21グラムのりんのレビュー・感想・評価

21グラム(2003年製作の映画)
3.0
バラバラの時系列や登場人物たちの関係性が、中盤以降でだんだんと繋がっていく構成。観せ方として嫌いじゃないけど、この作品はそれをすこしやり過ぎている感が否めない。少なくとも二回は観ないと、登場人物の言動の意図や真意、ストーリー自体の細部のこだわりをほんとうに理解して楽しむことは難しいと思った。

どんな悲劇や苦境に襲われても、
生きている限りは、
生き延びてしまったからには、「人生は続く」。
それらを受け入れて噛み締めるしかない。

そして人生の終わりとともに、人は苦悩や懊悩を受け入れることからようやく解放される。
その解放にこそ、21グラムの「減量」が関係している気がした。
りん

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