Sono

ミルクのSonoのレビュー・感想・評価

ミルク(2008年製作の映画)
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インディペンデント系の映画では外せないノンフィクション作品。

いまではLGBTQという言葉が徐々に認知されているけれど、
1970年代のアメリカでは人種やセクシャルマイノリティに対して強い差別と偏見があり、そんな時代に、ミルクという男性は自身がゲイであることを公表しアメリカではじめて公職に就いた人物です。私はバイセクシャルなので、自分のセクシャリティを公に暴露して政治に関わり、国民の為に奮闘した彼の強さと勇気に胸を打たれました。同時に、誰にでも行動を起こす権利はあるんだ、と野心を刺激される映画でもありました。最後は悲しい結末に終わってしまいますが、彼が生涯を通して多くの人々に希望と勇気を与えまたことはまぎれもない真実であり、30年以上経ったいまも、この映画の持つ力、彼の願いは失われていないのだと、映画を観れば感じることができます。
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