ミルクの作品情報・感想・評価

「ミルク」に投稿された感想・評価

ゲイの権利を訴えた、実在の人物を基にした映画。
アメリカと云う国は多様性に溢れていると、そういう価値観を持っていると思っていたが、マイノリティの人々が差別や偏見に曝されている歴史が、そして今もその渦中にいる実情がある。
「ゲイの権利を認めれば、ストレートが迫害されるのか」と問うシーンは、世の中の差別や偏見の本質を突いている良いセリフだと思った。
そして、ゲイの教師が子供の教育に良くない。そんな法律が容認されそうになっていた現実に、まるでナチスじゃないかと恐怖した。
そんな状況の中、自分たちの命を脅かしかねない状況を変えようと行動を起こす事は並外れた事では無いけれど、その行動によって、声を挙げる事の出来る人や救われる人は大勢いると思うし、世の中の価値観やルールそのものを、より良い方向に変えようと立ち上がれるのは凄い事だと思う。
ポリコレだの何だの、文句をつける安易な人は多いけれど、その誤った考えが社会に蔓延っていると云う事実にこそ、目を向けるべきだ。
Franrose

Franroseの感想・評価

3.8
たまにはこういう映画も良いものです

アメリカ初のゲイの市長という
知識だけで、評価も高かったので
いつかみたいと思っていました。
アメリカって自由な国って思って
いたけど、いろいろ過去があったん
だなあと普段考えない事も
考えてみることができる作品です。

自分的には観て良かったと
思いました。ミルクという人を
多方面の視点から描いていました。
良い人っていうだけではなく政治
に必要な狡猾な部分も含めて、
でもこの人はいろいろあるけれど
本当にゲイの人権に命をかけて
いたのだなあという事がひしひし
と伝わってきました。

主役のショーンペン上手です。
彼の恋人役の彼も目元も涼やかで
魅力的。それからミルクを取りまく
人物もみな魅力的。最後に本人たち
の写真が出てきますが、
皆そっくりなことに感心しました。

ガス・ヴァン・サントが監督
してたのにも驚きました。
過去の作品よりスマートに撮って
いたような。。それだけ
主題がはっきりしてた役者さんが
たってた、て事なのかも。
村件

村件の感想・評価

4.0
「希望がなければ、人生は生きる価値などない、だからあなたが私たちの次の希望になって欲しい。」

同性愛者の権利と平等を譲らなかった男の物語。

ただの問題ではなく、生きるか死ぬかの命題の中で生きるのはすごく辛いなぁと思う。

同性を好きなことは一つのキャラクターとして私の中に流されていたけど、だからこそ苦しんでいる人がいる。

社会知る映画としてオススメしたい映画。
一人で見るべきかな。
ひら

ひらの感想・評価

3.6
ガス・ヴァン・サント監督とショーン・ペンだから間違いないと思って観た作品。実話に基く数ある社会派映画の中で心に残っている作品。
当時の彼の訴えが今を変えているからこそ、もう一度観たい作品。
緑雨

緑雨の感想・評価

3.5
ショーン・ペンを筆頭に、ゲイを演じる俳優への演技ディレクションが完璧すぎておそろしい。流石ガス・ヴァン・サントと云うしかない。

ペンがジェームズ・フランコにすれ違いざま声をかける初対面シーン、クロースショットでのダイアログが神懸かり的。お互いに同じ性的志向を持つ者であることを瞬時に悟った様子が、ありありと伝わってくる。

ハーヴィー・ミルクが遺した伝記的偉業、彼らゲイの人々がどれだけ不当な扱いを受け、それに対していかに憤り戦ったのかということについて、感情レベルではさほど強く伝わってはこない。それよりも、自らの死を予感しながらも突き進むミルクの生き様にこそ作り手の力点が置かれているし、そのことが観る者に対する映画の牽引力を生んでいる。ミルクがどのような運命を辿ったのか、歴史的事実を殆どの観客は知った上で映画を観ているし、遺言メッセージを録音するモノローグやフランコとのピロートークから、彼自身の生涯が長くはないことを自覚していることも前提として呈示されている。

それだけに、無機的な射殺シークェンスが強烈な印象を与える。
MOMO

MOMOの感想・評価

3.9
ずっと観たかったけどネトフリにもアマプラにもなかったのでTSUTAYAでレンタルした。
Maoryu002

Maoryu002の感想・評価

3.6
1970年代、同性愛者ハーヴェイ・ミルク(ショーン・ペン)は社会的権利を得るために活動をおこない公職に就く。その活動はムーブメントを生み、世の中に変革をもたらす。しかし、同時に敵を作ることになり、命を狙われるようになる。

ガス・ヴァン・サント監督による社会派ドラマだ。
ストレートでわかりやすい主張が胸を打つ。

ミルクの活動はやがて同性愛者だけでなく、有色人種、障碍者、高齢者といった社会的弱者を守るものに変化していく。
そんな公人としての変化に加え、プライベートでの苦悩も描かれる。

この映画の舞台から50年が経とうとしており、社会は確実に変化しているものの、いまだに解決はしていない。いかに根が深い問題かということがわかる。

一会社員の自分の目からは、サラリーマンから世の中を動かすまでになったミルクの行動力に感心しきり!

そして、ショーン・ペン、エミール・ハーシュ、ジェームズ・フランコ、ディエゴ・ルナとゲイ役の出演陣が豪華! 「ミッドナイト・イン・パリ」「女神の見えざる手」のアリソン・ピルも良かった。
ジョシュ・ブローリンは実在人物とそっくりすぎて怖かった。
実際の映像がふんだんに用いられていて、かつ話の運びも滑らか。
LGBT問題がテーマでありますが、それ以前に良質なドラマとして観ることができました。
素直に感動です!
『ミルク』(原題:Milk)
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彼の生きた痕跡は今も残る。
時に、自分が生きた証に自信が持てなくなるときがある。
僕はストレートだけれども、別に子どもがいるわけでもない。
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「だとしたら、僕が生きた証というのはどこに残る?」
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そんなことを考えている時にたまたまこの映画に出会った。
自らゲイを公表し、アメリカで初めて選挙にて選ばれた“ゲイを公表した”公職者、ハーヴェイ・ミルクの伝記。
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彼と彼の活動を支援した者は暗殺され、その犯人はたった7年の禁錮形で終わった。
その結末に激怒した者たちは、「ホワイト・ナイトの暴動」を起こした。
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彼の生きた痕跡は世界を変えた。
残念ながら、それを彼自身が目の当たりにすることは叶わなかった。
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今の時代でこそLGBTQは世界である一定の理解は得られてきている。
けれどもあの時代はもちろんそうじゃなかった。
世界を変えるには守るだけでは変えられない。
だから映画で観る彼の行動の全てを称賛できるわけではなけれど、日本のこのあまりにも保守的な現状を見せつけられて育った僕にとっては“変化のしわ寄せ”が致し方ないとこは理解できる。
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ただ変化ができる国というものには憧れる。
映画を観終わった後、彼の生き様と今僕が生きる変わりつつある世界に少しだけ希望を持つことができた。
そんな映画です。
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機会があればぜひご覧ください。
めり

めりの感想・評価

2.0
にしてもミルクという人物は恋多きというかガツガツしてるな。と思いました。そんな目移りする?と感じました。
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