ホラーではない。
明るいテイストの黒沢清映画ははじめて見た気がする。
しかしやっぱり黒沢ワールドだと思った。後半の超展開は相変わらず。
テーマはCUREに通ずるものがあるのかな。性善vs性悪かな。
で、結局、性善は性悪に飲み込まれやすいというべきか。
明るい雰囲気だが、人は死ぬ死ぬ。
そして、結局主人公の目的が理解できませんでした・・・。
主人公はラスト、あれで良かったのか?CUREの主人公のように救われたのか?
もしかして、どこかで主人公はドッペルゲンガーと入れ替わっていたのか?
まわりの人たちも実はドッペルゲンガーだったのか?
もともと自分ってものは無くて、みんなドッペルゲンガーです。ってことかな?
黒沢映画に明確な答えは無いと思ってるけど、介錯次第で如何様にもなる作品を
作り続ける、黒沢清という人間のバイタリティには鑑賞する度に感服するところです。
万人には勧められませんけどね。明るい黒沢清も結構悪くないと思った。
鑑賞して考察を始めるとキリがないので精神力を使いますけど、毎回。