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ローズマリーの赤ちゃんのレ点のレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.0
小学生の頃にたまたまオープニングを見て強烈な印象を受けた映画。
綺麗な街並みと優しい声の子守唄なのに、なんとも形容し難い不安を感じ、オープニングでKO。明らかに小学生には早すぎたので高校生で再戦に挑みました。
ホラー映画とは聞いていたものの、視覚的に恐怖を感じる場面は無く、就寝前にも安心して見られました。
が、決して寝つきのいい内容ではなく、心理的に恐怖や焦りを感じるサイコホラーの傑作でした。
主人公の一人称視点で展開されるので、おかしいのは周囲なのか自分なのか、誰も信頼できないというローズマリーの心理状態を視聴者自身も追体験でき、ジャンルレスで映画の名作と言えると思います。
あとポランスキー監督のバックグラウンドを知るとより深く考えられると思います。
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