ジョニーk

戦略大作戦のジョニーkのレビュー・感想・評価

戦略大作戦(1970年製作の映画)
4.0
クリント・イーストウッドをタカ派と評する人達は多い。どちらかと言うと暴力的で攻撃的な役柄を演じることが多くプライベートでもアイゼンハワーやニクソンを支持していたあたりがそう言われる所以かもしれない。
「アメリカンスナイパー」というイラク戦争の英雄を描いた映画の監督をしたことも彼のそういったイメージを強め、マイケル・ムーアがこの映画を批判したことは有名。
ただ彼が作る映画で愛国心こそ見られても好戦的だと感じることはあまりなかった。むしろ今作「戦略大作戦」のように国や体制には批判的な部分が多いように感じられるのは僕だけだろうか。
いわゆる彼の真髄は孤独を背負ったアウトローだとやや好意的イメージを持ち崇めております。

さてこの映画の主人公もアウトローだが仲間がいる分孤独ではない。
お話自体も戦争映画にしてはすごぶる明るくまさに人を食ったような内容。

ドイツ軍が隠す金塊争奪が話の鍵になる
どうやら隠し場所らしい街に辿りついた時の
イーストウッドの台詞

「この街に用があるのはアメリカ軍じゃなくオレ達だ。」
ジョニーk

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