このレビューはネタバレを含みます
この時代にしては2時間20分を超える大作。スペインの貴族が商人の娘と結婚するが、娘は別に恋人がいて子供を作って出産するがお産で亡くなる。裏切られた貴族は生まれた子供を修道院に捨てる。修道院で育った子供はやがて成長し、裕福な商人の家に引き取られる。これが実は死んだ母親の父であった。父の手助けをしながら、使用人の娘と恋に落ちて結婚、父への恩返しで父の貸金を回収しにハバナへ、そしてアフリカへ。アフリカでは奴隷売買の元締めとして金と権力に憑りつかれるが、神父の献身によりギリギリのところで我に返り愛する妻が待つ欧州に戻る。待っていたはずの妻のもとには自分の息子が。妻はナポレオンの寵愛を受けており、子供を主人公に託して姿を消す。息子と主人公は二人で新たな天地アメリカへと旅立つ。
目まぐるしい展開ながら、しっかりと作りこんでおり長さを感じさせない。