はと

ロード・オブ・ウォーのはとのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)
3.3
事実に基づいたフィクションで、戦争の裏舞台で活躍する武器商人の仕事を描いた映画。彼らは別名・死の商人と呼ばれ、火種を嗅ぎつけては世界中何処へでも飛んでいく。話がテンポよく進み、面白い。

武器をバンバン売りさばいていく主人公の商才に舌を巻くと同時に、彼と家族の物語も織り込まれていて、見ている内にいつのまにか感情移入してしまっていることに気付く。
分かり切ったことではあるけれど、この映画のオチには改めて胸糞悪さを覚えます。
ガタカを見て口直ししよう…。

家族を失っても、命を危険にさらしても、これを天職として続ける人たち、続けさせる人たちがいるなんて、自分にはとても考えられない。狂ってるなんて範疇を超えている。
主人公の弟のダメダメっぷりはこの映画の唯一の清涼剤です。
はと

はと