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ジョゼと虎と魚たちの水のレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
3.8
韓国版の『ジョゼと虎と魚たち』を観たくて、日本版オリジナルとアニメ版を鑑賞〜🎶

※本レビューは3作見終えたあとで書いてます※

近所で噂の乳母車を押したおばあさん。恒夫はある日、坂を暴走する乳母車を救出したら、その中には足の不自由な女の子がいた―。
しがない大学生恒夫と足の不自由なジョゼのお話。

3作見ると三者三様で
ここまで違うと原作を読んでみたくなる😋

今作のいいところは
なんといっても
1番なまなましく現実的なところ🙌

身内に身体障害者がいることを恥と思い、乳母車に隠して散歩させ、家の中では押入れに押し込むという設定は唯一無二。おばあさんが繰り返し言う“壊れもんやさかい、ぶをわきまえぇ”が印象的だった💦乳母車ってのがすごいよね、自分で動かせないから、ほんとジョゼを閉じ込めている😖

時代もあってか、身障者への考え方がかなり残酷で、ジョゼの周辺環境は3作の中で1番悪かったと思う😅

ただ、バリアフリーとか多様性が認められる現代においても、身内が結婚の挨拶といって身障者を連れてくると全力ウェルカムモードではいられなくなると思うし、昨今の身障者とうまくいっちゃうキラキラドラマもいいけど、そんなの一握りでしかない。逃げた恒夫の涙が、これが現実なんだと気づかせてくれる💦

とても悲しい最後だけど、
電動車椅子で颯爽と駆け抜けるジョゼの姿が清々しくて、不思議な後味🤭

ジョゼ役の池脇千鶴さんが素晴らしかった❣️落ち着いた関西弁と独特な空気感、恒夫が一目で興味惹かれるのがわかる😍パンチありすぎるおばあさんも👍

どことなく愛のある“しばくぞコラァ”の新井浩文も良かったし、
普通すぎる妻夫木くんも良かった👍
のりこ役の江口のりこ笑のフルヌードはびっくりというか、今作無駄にヌードシーン多い😇

タカビ〜な上野樹里は、タカビ〜な割に結構イモっぽい笑 タカビ〜なのにジョゼの後釜狙ってるの訳わかめでした😅

全体的な生生しさにエモさを感じた✨池脇千鶴ジョゼが素晴らしすぎる作品だった💓
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