ナイトリッチ

ジョゼと虎と魚たちのナイトリッチのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
2.5
★何か話しかけながら乳母車を押す老婆がいる町で、乳母車の中身について色々な憶測が飛ぶ中、恒夫くんはうっかり老婆と知り合いになる。

#綺麗にまとめているけど、最悪に後味が悪い。このどっち付かずで場当たり的な「この子可哀想、俺が守ってあげなきゃ!」に流されてころころ女を変える男、『東京ラブストーリー』を感じる

#ジョゼの登場シーンが抜群に良い

#弟くん、たまにしか映らないけどめっちゃ好きだわあ

#誰しもが「福祉に携わる」ってことを「美しいことをしている美しい自分を手に入れるための手段」にしているのが大変醜い

#ジョゼのもったりした関西弁、イイのよ

#「不便なら福祉の人に頼めばいーじゃん」って主人公たちが言う度、ムッとするジョゼの気持ちを深くわかってあげられない自分が恐ろしい。多分「介護疲れるなら施設に入れちゃえばいーじゃん」とか「育児疲れるならベビーシッターに預ければいーじゃん」とか、そういう類いの思考ストップ系の発言なんだろうな

#親に紹介しに行かないことの意味を、ジョゼが諦めてるのが悲しい

#結局障害者を選ばなかった、ただそれだけが強く残ってしまう。ジョゼがちょっと変わった健常者だったらまた違ったエンディングを迎えたと思うし、、、