ナーコ

ジョゼと虎と魚たちのナーコのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.0
原作を読んだあと、すぐに観ました。

原作の恒夫とのギャップに驚きました。でも、映画の恒夫の方がより現実的というか、人間味があるのかな、ふむふむ、と思いました。

原作の恒夫はあまりに優しすぎand理想的だし、恒夫サイドの話があまり語られなかったから、 監督は もうちょっと踏み込んで恒夫と向き合ってみよう、恒夫の人間らしさをもっと引き出してみよう、と考えて映画化したのかなぁ。。

そうだとしたら映画監督という人は本当にすごいなぁ。。わたしなんか原作読んでるとき、「あ〜この二人幸せそうだなぁ〜にまにま🥰」と呑気なことしか考えてなかったし!!😅

最後の方、ジョゼと恒夫が魚たちに囲まれるシーンは、あ、こんな風に表現するんだ、、!とびっくりしましたが
小説版の作品ををより現実的に、現実的に、、としようとした(と思われる)監督らしい描写なのかな、と思いました。

個人的には、原作の方が、にまにまできるので好きです!

また、原作は短編集の中の作品なのですが 短編だからこそ、読む人の解釈に委ねられる部分がたくさんあるんだな、と 映画を見て思いました。
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