福福吉吉

エイリアン2の福福吉吉のレビュー・感想・評価

エイリアン2(1986年製作の映画)
4.5
◆あらすじ◆
エイリアンの襲撃から逃げ延び、宇宙船で冷凍睡眠していたリプリーは無事救出されるが、長い年月が過ぎており、エイリアンを発見した惑星LV-426にも人類が移住の準備がとられていた。リプリーはエイリアンの存在を会社に訴えるも誰も信じない。そんな中、惑星LV-426と音信不通となり、リプリーは海兵隊員とともに惑星LV-426へと旅立つ。リプリーたちを待っていたのは多数のエイリアンだった。

◆感想◆
前作「エイリアン」鑑賞済みです。

前作で生き残ったリプリー(シガニー・ウィーバー)を主人公に惑星LV-426にて多数のエイリアンと死闘を繰り広げるアクション作品となっており、巨大なLV-426の居住地区を舞台にスケールの大きな展開を見せてくれました。

主人公のリプリーは本作ではかなり強いキャラクターに変わっており、腕っぷしの強い海兵隊員たちを従えて行動する姿はとても凛々しかったです。敵を知ることの強さをいかんなく発揮していました。

ストーリー前半はエイリアンと接触するまで時間があり、その間はいつ来るのかという不安感を煽る内容になっていました。この間に宇宙船や装甲車などの姿を観ることができて楽しかったです。本作もデザインがカッコ良かった。

そして、エイリアンが現れてからは海兵隊員たちが次々とやられていく展開になり、悲壮感が漂っていきます。エイリアンが酸を出す設定がかなり強く、銃撃してもそこから酸が飛び散って海兵が倒れる姿が印象的でした。

しかし、リプリーが全体の主導権を握り始めてから一気に攻勢に変わります。途中で出会った少女のニュートを守るリプリーの強さがカッコ良かったです。

本作はかなりアクションに傾倒していますが、エイリアンのデザインがホラーとしてのテイストを残していて非常にバランスの取れた良作となっていました。とても面白かったです。

鑑賞日:2024年2月5日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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