なみへい

千羽づるのなみへいのレビュー・感想・評価

千羽づる(1989年製作の映画)
3.8
昭和29年の広島が舞台
原爆の放射能(黒い雨)を浴びて10年近く経った後に原爆症を発症する少女の重く悲しきお話

前半は当時の子供たちのハツラツとした様子や日常風景なども垣間見られ、その時代に生きたわけでもないのにどこか懐かしく微笑ましくもあるのだが、それだけに中盤から後半にかけての重い展開は想定していても息が詰まる。

こんな事例はほんの一部で多くの方がこのような亡くなり方をしたんだろう…戦争は残酷だ。平和であり続けて欲しい。

そして放射能は10年の年月を経て身体に害をもたらすとは…

※岩崎ひろみに似た子がいるなぁと思ったらまさに子役時代の岩崎ひろみだった。ちょっと主人公に似ているので最初見分けが…

※思いがけず石野真子が出ていて嬉しかった。しかも主題歌まで披露。ダークなテーマの中で唯一ホッとできた点
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