ベンジャミンサムナー

フロム・ビヨンドのベンジャミンサムナーのレビュー・感想・評価

フロム・ビヨンド(1986年製作の映画)
3.0
「すぐにばれるぞ。お前が不能だって事は」

「装置が作動してる間だけ異次元のクリーチャーが見える」という設定に最初はワクワクするが、異次元のクリーチャーのバリエーションは少ないし、登場する場面が屋敷に限られてるので折角の設定を活かしきれてない。

『死霊のしたたり』と同じ監督だが、そちらはスプラッタ描写と、細かく伏線を回収していく内容と、「首が切断されてるのに胴体が意思どおり動く」等のナンセンスな要素が絶妙に混ざり合って独特な雰囲気を醸し出していた。
が、本作はシュールギャグな場面は幾つかあれど他の要素が物足りなく一本調子に感じた。クリーチャーがドロドログチョグチョになる表現は凝ってるとは思うが本作は″血″が物足りない。