めばち子

マン・ハントのめばち子のレビュー・感想・評価

マン・ハント(1941年製作の映画)
5.0
これまた傑作。タイトルが示す『人間狩り』を主人公がされる側からする側に変わる瞬間のスリル!
小道具のブローチの使い方も上手いが、冒頭のスコープから始まり、ジョーン・ベネットの部屋の窓にラストの洞穴と、全編『窓=スクリーン』を覗く行為を通して、人間を狩ることの背徳的快楽を描きながら、同時にその行為を観ること=映画を観ること自体が持つ背徳感をも描き唸ってしまう。
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