lingmudayan

潮騒のlingmudayanのレビュー・感想・評価

潮騒(1975年製作の映画)
3.0
牧歌的な島のはずなのにBGMが70年代丸出しのディスコ調なので序盤から面食らう。荒天日に山の頂上で逢引するシークエンスではまず土砂降りの中で出掛ける三浦友和が可笑しいし、三浦が寝ているときに駆けつけた山口百恵が濡れた服を脱ぎ、それを恥ずかしがるのに対して「俺も脱げば恥ずかしくないだろ」みたいな謎理屈を繰り出す三浦に爆笑。都会から悪風を連れてくる中川三穂子のヒールと純朴な山口の下駄を対比させたショットや、初井言栄が息子の三浦が家を出ることは母親として嫌なんだと強弁するシーンなんかは良かった。
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