留々家

アンツの留々家のレビュー・感想・評価

アンツ(1998年製作の映画)
4.0
ちびっ子の頃にビデオで観て、てっきりピクサーの『バグズライフ』のパクリかと…。登場昆虫もアリが中心でパッとしないように感じた覚えがある。
しかし、今観直してみるとすごく面白かった。『スターシップトルーパーズ』を連想させるシロアリとの戦争や、アリたちが虫眼鏡で一瞬で焼き殺されるシーン、ハエたたきに打ち殺されるハチのご婦人。こんなバイオレンスな映画だったのかと驚いた。(私は大好物。)「セックス」という単語が出てきたりと、対象年齢は高めなのかなと思う。
主人公を「働きアリ」と呼ぶ高飛車な王女アリのヒロインも良い。
音楽も良い。バラエティ番組で聞くあの曲はこの映画だったのか、という驚きもあった。
欠点を挙げるとすれば、実際のアリの生態と大きく異なるところ。働きアリを皆殺しにせんとする将軍の政治的ビジョンが全く分からないところ。
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