たつや

アンツのたつやのレビュー・感想・評価

アンツ(1998年製作の映画)
3.5
『バグズ・ライフ』と同時期に制作されたフル3DCGアニメーション。バグズ・ライフは制作に3年かかったがこちらは画期的なフェイシャルアニメーションシステムやウォーターシミュレーションシステムを開発しわずか2年で制作したらしい。MASSIVE登場以前にもこのレベルの群衆アニメーションを制作できる群衆シミュレーションシステムが開発されたそうだ。この制作会社が次に制作したのが『シュレック』である。

アリ社会の全体主義に疑問を持った一匹のアリがなんやかんやで王女と結ばれる話。全体主義への疑問というテーマはあるが主人公が何か革命を起こしたりするわけではない。あくまで自分の欲求に従って行動しているだけなのでテーマが描けているかは微妙。

流れる水の表現は制作時期を考えると素晴らしいが塊としての水の表現は結構キビシかった。あと、主人公の顔が完全にE.T.である。
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