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プールのtoyocaのレビュー・感想・評価

プール(2009年製作の映画)
3.5
何気に、初鑑賞。平日の朝の気持ちいい光の中、ゆるりと。

今年チェンマイに行ったばかりなので、あのゆったり流れる空気とか、小鳥のさえずりとか、すごく懐かしくなった。

このメンバーシリーズだと、『かもめ食堂』と『マザーウォーター』『パンとスープとネコ日和』は観たことある。特に『かもめ食堂』は大好きなので何度となく観た。正直なところ、ずっと同じ役者というのは好きじゃない。ひとつみたら、あとは既視感レベルで、同じキャラ作りだろうと思っていたし、実際そうだった。この監督のアジだって納得出来るならいいんだけど、何となく狙いすぎ感が私にはどうももう一歩踏み込めないでいる。

また、自分の好きなことだけをする、自分の心に素直になる、という点が、この作品では母親という役割を放り投げてしまっているのがモヤモヤしてしまった。母親は子供に人生を捧げろとは思わない。でも、ある一定の責任は果たさなければならない。ふんわりしたチェンマイの空気に誤魔化されているけれど、結構エグいことしてる。

チェンマイはまた行きたくなったという点では良かった。しかし、加瀬亮はいつまで経ってもダイコン感が抜けないな。
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