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サマーウォーズのdokkyのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
3.0
「純粋なエンターテイメントとして観られない私は、生粋の現代っ子かもしれない。」
Huluにて。何度か観た気がするけど、常に新たな発見があって、毎回新鮮な気持ちで楽しめる。
この映画が公開されたのが2009年、ということは製作や構想がもっと前だと考えると、めちゃめちゃ時代を先取ってる!今でさえ、仮想空間が浸透しているとはいえここまでではないから、当時と今では、見方がいろいろ変わるだろうなあ。スマホが出てきているのもすごい・・・
さていろいろ感想ですが。
栄おばあちゃんのお誕生日に、親戚一同が集まって、一族の説明をしているシーンが、なんというか、
「なんかこういう、歴史とか伝統とか、辟易・・・(うんざり)」
と思ってしまい、これが現代っ子なのか!?と実感してしまった。
歴史や伝統がうんざり、というより、それを
「うちは旧家じゃ!伝統あるんじゃ!」
と、部外者(ケンジ、を通じて観てる私たち)に知らしめてる感じが、
「ああ、田舎ってこういうとこあるよね・・・」
と思ってしまった。
まあネガティブな感想はこのくらいなのですが、後半、
「あれ、こんな感動するとこあったっけ!?」
と思うところも。
(ワビスケの過去のシーン)
ワビスケ、こんな過去を抱えて、立派に育ったんだねえ・・・
栄ばあちゃん・・・!(涙)
という感じ。
正直、AI「ラブマシーン」を倒すシーンは、実際何をやってるのか分からなかったけど(何回観てもよく分からない。概念、ということでいいのかな)
細かいところまで映像がとても美しいし時代によって見方が変わるので、きっとこれからも定期的に何度も観たくなるだろうな。
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