レコール

レスラーのレコールのレビュー・感想・評価

レスラー(2008年製作の映画)
3.6
100分の映画がこんなに長く感じたのは、久しぶりかも知れない。つまらないんじゃなく、もうただただ辛い。

20年前の伝説のレスラーが、プロレスが廃れ始め、時代が移り変わってもプロレスに生き続けた話。
リングに上がれば、ファンや同業者に愛されるスター。ただ、試合後の娘を捨てた孤独なおっさんの生活が余りにも生々しい。

一つのことを貫き通して、生き抜くのは素晴らしいことだし、美しいとは思うが映画を見ていてずっと苦しいとしか思わなかった。

悪いことが重なって自暴自棄になり、自分にはもうこれしか無いとなってしまう。
居場所はあったかも知れないのにね。
登場人物は全員良い人なだけあって、なお辛かった。
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