平出

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版の平出のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ロボット=人間の道具って概念に異議を唱えるような作品。
感情を持ちはじめるころは死期が迫っており、感情を持ってしまったがために長生きを望みはじめた結果の悲劇。
人間を支配したいわけでも、破壊したいわけでもなく、純粋に生と自由にすがるレプリカントの方が人間的で、
人間の方が無機質で機械的に描かれており、このギャップが滑稽だ。
映画の構図的にはレプリカントが敵で、機械にもかかわらず、感情移入はレプリカントにしてしまった。
平出

平出