SF映画の金字塔とあって今見ても面白い。
近未来では人はレプリカント(アンドロイド)を造るが知能の発達により人間に反乱。そこでブレードランナーと呼ばれる部署に所属するハリソンフォードがレプリカントを"殺す"という話。
ここでの面白みはレプリカントの葛藤である。人間ではないがコンピュータと呼ばれるのを嫌う。システムに組み込まれた四年という寿命の短さ。生への渇望。
昨今のハリウッドは勢いだけのSF映画があふれており、何も考えずしてボーっと観るようなものばかりである。今では味わえないようなメッセージ性の高いSF映画になっている。