当時最高の制作費をかけただけあり、美術や衣装それに風景などは大作らしい物で見所の作品。
ただ、ストーリーは原作小説を消化しきれていない散漫なものとなっていて、3時間を越える長時間のわりに駆け足で物足りない。
大河歴史ロマンというには1911年から1922年までの11年間と期間が短い。
ヒロイン2人はさすがに大女優のオーラを感じさせる美しさで見とれてしまう。
でももう少しサービスシーンが欲しかったかな。っていうかジェラールドのケツがサービスシーンなのか?
大作を観たという満足感はあるし、美女2人は記憶に残るが、名作とまでは行かなかった残念な作品。
余談。
上にも書いたが、たった11年ではなんか重みが少ない。
どうせ駆け足のストーリー展開なら・・・・
カトリーヌとのあいだにも子供が出来ていて、腹違いの子供が成長し、出会って恋に落ちてしまい、結婚するが兄妹という事がその後分かり・・・
とかやるとドロドロのメロドラマ風で二代に渡っての大河になりそう。