この独特の世界観なに!?と冒頭からハマりました。
ストーリーや音楽のテンポ感がよく、画もとにかくお洒落。
それぞれのキャラクターの個性がこれでもかというくらい強烈だけど、人間味に溢れていて。天才だけど繊細で、繊細だけどぶっとんでる。ぶっとんでるけど愛おしい。親もまたしかり。
てっきり明るい家族のドタバタコメディを想像してたけど、そういうわけでもなくて。
でも決して重たすぎることなく、あくまでふわっと淡々としていながらも独特なユーモアは最後までたっぷり。
これだけ個性が渋滞してるとぶつかりそうなのに全然そういった印象は受けなくて。むしろ一冊の本や一つのアート作品をじっくり鑑賞した気分になるくらいまとまってた印象を受けた。
初のウェス・アンダーソン作品だったのだけれど、彼の脳内はすごい!面白い。
ウィルソン兄弟に会えたこともとても嬉しかったなあ。