karo

ゾンビ/ディレクターズカット完全版のkaroのレビュー・感想・評価

4.2
ゾンビ映画の第一人者、
ロメロ監督のゾンビ3部作のうちの1作!!!
やっとやっと観ました。
感激です。

「ゾンビ」というタイトルはあくまでも邦題で、
劇中でもゾンビだなんて一言も言っておりません。
でもゾンビの定義は(しかも私が思う理想のゾンビ。笑)やっぱりここから始まってる!!!
だから観ていてとても嬉しい気持ちになった。
ゆっくりすぎるくらいだったけど、
ノロノロ歩くゾンビ達。
やっぱゾンビはこれでなくっちゃ。
たまに見る猛ダッシュするゾンビなんてゾンビじゃない!!!(面白いのもあったけど)って私はずっとそう思っていて、
ロメロ監督も「走るゾンビは解せないね」なんて言ってるくらいで、
今回それを知ることができただけでも、
本作を観た甲斐があったなと思う。

ゾンビって、世界の終末の中にいる人間達のドラマの小道具にすぎなくて、
ゾンビものって、生きるか死ぬかのその中で繰り広げられる"人間達のあれこれ"が面白いわけで!!!
それを作ったロメロはやっぱり凄いです。
だってゾンビじゃなかったら?
地球を侵略しようとする宇宙人だったら?
とか、恐竜だったら??
考えただけでやっぱ違う。
死んだ人間が何らかの理由で蘇って、
それに噛まれたら死んでまた蘇ってって…
人間vs元人間、だから面白いんだよね。
あ〜〜〜!!!ロメロ様〜〜〜!!!


それにしてもゾンビのクオリティがもぉ…(笑)
塗りムラのある青い顔。
頭打たれた時の血の出方。
結構人間っぽい動きする。
オネェ座りするやつがいる。
え?ガンジー?
等々…(笑)
可愛くて可愛くて!!!
最高でした!!!

劇中でも流れ、エンドロールでも流れたあの軽快な曲がずっと頭の中に残ってます(笑)


とりあえず、
ロメロ監督3部作のうちのあと2作、
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」
「死霊のえじき」
も未見だから早く観なきゃだ。
karo

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