鹿shika

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの鹿shikaのレビュー・感想・評価

4.3
MITの廊下の黒板に張り出された、誰も解けない問題を、不良青年の清掃員が解いた。教授が見つけ出し、勉強を勧める。しかし深い傷がある青年は心を開いてくれない。そこで教授は旧友の心理学者に彼のカウンセリングを頼む。

見たい見たいと思っていて、やっと見れた!
私、elijah Whoというトラックメーカーが好きなのだが、この映画のウィルとショーンとの会話の中で「ハッ」としたセリフがあった。

“So when do you know she was one for you.”
“At October 21,1975.”
”Jesus christ! You know that fucking day”
「いつ”彼女こそ”と思った?」
「1975年の10月21日」
「おいおい、日付まで!?」
この部分を、私の好きなトラックメーカーが曲の冒頭に入れていたんだ。
何年も聞いていたから、このセリフ聞こえた時飛び上がってしまった。

まあその話は置いといて、この映画は期待通りいい映画だった。
「あなたは悪くない」というセリフが沁みた。別にウィルは、自分が悪いとも思っていないだろうし、自分のせいで、という感情もなかったと思う。
なかったというより、それに気づいてもいなかったのだろう。
しかし、無意識に無意識に人が離れていくという恐怖感があったのだろう。
どうせ嫌われるなら、そうなる前に嫌う。的なことRADWIMPSの曲にあったな。

別に欲しい言葉ではなかったと思うが、彼に必要な言葉を見つけてくれた。
それがどんなに救われたことか。やっと怯える自分を知ることにもなった。

また、友達もいい奴すぎる。
「お前は宝くじの当たりをドブに捨てるようなもんだ。20年経ってお前がここに住んでたら、俺はお前をぶっ殺す」
「俺の1日の最高な瞬間を教えてやろうか?お前が家を出るのを待つ10秒間さ。ドアをノックしてお前が絵出て来ないんじゃ無いかと思うこの瞬間が、最高にワクワクするんだ」
こんなにいい友達がいるだろうか?いやきっと私の友達もきっとこういうはずだな。
私が天才であればの話だがな。ハハハ
まあとにかく、最後にウィルの家に迎えに行ったときの彼の表情は最高にクールだった。

そしてこのセリフも好きだった。
「君から学ぶことは何もない。本に書いてあるから。
君自身の話ならいくらでも聞こう。君って人間に興味があるから。」
人と親しくなりたい時は必ず、相手のことを知ろうという気持ちを大切にしなければと、改めて学ぶことができた。

そして彼に期待をしてくれた数学教授に敬意を表します!!!!!
鹿shika

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