私は特に秀でた才能もなく量でカバーしていく派の人間だから自分が何時間も何日もかけたものを、ほんの数分でさらっとこなしてしまう人見ると苦しくてたまらなかった。きっと教授も同じような気持ちだったんだろうな。
そんなとんでもない努力の上でとったメダル。
そんなメダルさえも無意味に思えてしまうほどの才能。そんな喉から手が出るほど欲しい才能を当の本人は簡単に捨てようとしている。そりゃああんなに必死になるよなと。
自分も捨てられるのが怖いから捨てられる前に自分から捨てるとかあったなあと思い出してドキッとした。恐れてばかりじゃ逃すものが多すぎるよね。
教授とウィルのどちらにも感情移入できたな。
最後の抱き合うシーンは泣いてしまった。
親友の強さと優しさに震えました。
友達皆んないい人すぎる。
とても素敵な作品でした。
