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暗黒街最後の日のbluetokyoのレビュー・感想・評価

暗黒街最後の日(1962年製作の映画)
2.7
そんなバカな、という最後に絶句してしまう(もちろん褒めているわけではない)。
普通の企業の皮を被ったやくざ組織、マル和産業。弟分の星野が社長だが、兄貴分の中部が出所してきた。
社長の座を渡したくない星野は中部を襲撃するが失敗。
クラブ、モナコで中部と星野が会談。企業だから、株主総会で決めるんだよ、ということで中部はいったん引き下がる。
ここになぜか関西やくざ三鬼が介入してくる。不穏な動きで、検察の芥川検事も捜査を開始し、さらに、潜入刑事、直木警部を潜入させる。
待ちに待った定期株主総会、中部も出席。だが、実際、開催されてみると、意外に星野は人望がない。総会はむちゃくちゃになり延期となる。
これはまじーな、と思った星野は一挙に挽回する策を実行する。1中部の息子を誘拐する。2潜入刑事を捕まえる。3関西やくざ三鬼の子分を味方にして三鬼を始末する。
1と2まではうまくいった。中部をモナコに呼び、株式も譲渡させることになった。あとは3だけ。星野は三鬼を社長室に呼び寄せた。
入るなり、星野の子分、プラス、三鬼の子分は三鬼に銃口を向ける。早く、やっちまえ、と満足気な星野は号令をかける。
ところが、星野の子分、プラス、三鬼の子分は銃口を、星野に向ける。今度は、三鬼がゲタゲタと笑う。実は、三鬼の方が星野の子分を味方にしていたのだ。星野をみんなで撃ち殺す。
そんなことをやっているうちに、芥川検事に率いられた警官隊がモナコを包囲。
星野側と三鬼側の子分たちが銃撃戦になり、そこに中部派の子分たちも銃撃に加わる。中部の息子と潜入刑事はなぜか同じ部屋にいて、モナコを脱出。
星野側子分vs三鬼側子分vs中部側子分の銃撃戦に、警官隊の銃撃が加わる。
三鬼も中部も死亡。全滅である。
救急車も到着。芥川検事、おい、まず生存者を救出しろ。
だから、どうした、という感じだな。
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