おもしろくなってきやがったぜ。身につまされるなあ。実は自分も、この魔法の呪文知っていました。効き目があるとか、そういうわけじゃないけどね。自分は、ギャラリー、観客なわけよ。ユーちゃん、ユーちゃんのお父>>続きを読む
と言いつつ、次作の第11作 寅次郎 忘れな草について。男はつらいよシリーズは、大量にあり過ぎて、どれを見たらいいのかわからないとか、全部は見たくない、どれか一作だけにしてくれ、という方へ。男はつらいよ>>続きを読む
幸運を享受していた人間が、ちょっとしたことから、みるみるうちに地獄へと転落していくお話である。ざまあみさらせ、という快感である。
もっとも、この映画も性というテーマが絡んでくるので、日活ロマンポルノが>>続きを読む
この手の映画が無駄なストーリーでつまらなくなっていたのは、ひょっとして、宍戸錠さんが出演するとW主演みたいになって、無理な設定をしてしまっていたのかも、と思ってしまう。この作品は、赤木圭一郎が一人主演>>続きを読む
不倫話だ。下品にならないのはよかったね。つくづく思うけど、映画にとってディテールは大切だ。リアルという意味ではない。サラリーマンが、みんなこんなに子どもじみているわけはない。さすがに遠足に行ったりはし>>続きを読む
前作のまむしの兄弟 懲役十三回があまりにもグダグダだってので、設定は現代に戻して、キャストもテコ入れした。殿山泰司さんと渡瀬恒彦さんである。とくに殿山泰司さんの登場で、がらっと変わり、なにかしら本格的>>続きを読む
松本穂香さんはやはり尊敬すべき俳優さんではあるなと実感してしまうものの、後半はダレる。ダレたあとに伏線回収がある。シスターフッドの話なのか、メンヘラ女子の妄想爆発の話なのか、ちょっとわからない。ストー>>続きを読む
吉永小百合さんがマドンナであるが、実はマドンナではない。なんでこうなるのかというと、人気女優の吉永小百合さんをもう一度出演させたかったから、ということで、無理に作ったからではないかと思う。だから、かな>>続きを読む
シリーズの終わりを感じさせる。テーマ性は薄れ、流行ネタやギャグばかり。唯一の見どころは、川谷拓三さんがチンピラではない役で出演しているところぐらいだろうか。後知恵かもしれないが、存在感の大きさを感じさ>>続きを読む
宍戸錠さん演じるサブキャラがいまいちよくわからなかったが、この作品では出番多い。が、結局、わからない。わからないまま活躍する。その分、話は、シンプルになったのでいいのだが。
簡単にあらすじ。
船場組>>続きを読む
偉い政治家や企業のトップ、役人のトップ、さらにはフィクサーまで登場し、俳優さんたちもノリノリの演技である。本当にこんなものなかどうか、あるいは、事実は映画よりも奇なり、なのか。そういえば、東京オリンピ>>続きを読む
テキヤ一家シリーズが終了したあとである。任侠映画の最終盤にあたる。コメディに活路を見い出そうとはしているようであるが、任侠映画としては破綻している。安藤昇さんが出演しなくなったので、かなり、しまりがな>>続きを読む
KAMIKAZE TAXI(1995年)、サウダーヂ(2011年)を足したような感じで、個人的には楽しめた映画だった。陶芸家パートと半グレパートもきちんと描かれていて、それらが交錯するシーンは興味深か>>続きを読む
人気作。傑作ではないものの、以降のシリーズのスタンダードを決定づけた作品といえる。とにかく、セリフ、ギャグが、バシバシと決まりまくるのだ。
徹底的に練り上げられたシナリオをもとに、経験値の高い俳優陣が>>続きを読む
そろそろトラック野郎シリーズも曲がり角、というか、ピークを過ぎたと思えるのは、いまだから言えるのかどうかわからんが。それにしても、ゲスト出演者が多くて、それだけで楽しい。
毎回、テーマがあったはずだが>>続きを読む
赤木圭一郎さんというと、クールなだけなら小林旭さんだが、妙なもろさもある役柄。ギャング映画にしか出なかったというのは、残念な気もする。
役柄が広いので、鮮明のイメージを残すという感じではない。
ギャン>>続きを読む
面白いか面白くないか、どちらかと問われれば、面白くはない。やはり、「性」というのがテーマに入ってきてしまうと、日活ロマンポルノが出てくるので、ウソ臭く生温い作品になってしまう。なまじ、セックスシーンな>>続きを読む
シリーズ最終回である。最終回なのでキャスティングがやや豪華となっている。ただ、前のように、コメディー要素や芸人さんが登場したり、ということはない。その意味では、純粋な任侠もの、ある意味では原点志向とも>>続きを読む
男女4人(男3、女1)人生40年浮き沈み物語、というところだろうか。誰か特定の主人公がいるわけではなく、四人のそれぞれの人生を描いていくので、飽きることはない。その四人が、最後に一堂に会して、ああ、い>>続きを読む
そろそろ、マンネリの巡航路線が始められそうだ、シリーズ化も長く続きそうだぞ、と手ごたえを感じ始めたころだろうか。こうなると、ストーリーはワンパターン化され、ヒロインというパーツを入れ替えていくだけとな>>続きを読む
昔、一度見て、つまらんと思ったので、もう一度見直す。けっこう、細部まで覚えているので、それなりにはいい作品なのかもしれない。
この作品は、Wの悲劇という原作を劇中劇にしていて、かなり、野心的で冒険的な>>続きを読む
出だしはかなり退屈な感じだし、ストーリーといっても、老夫婦が東京へ行って帰って来るだけである。だが、後半は、本当に、号泣ものの悲しさである。さらに深い余韻を残してくれる。
大坂志郎さんが演じた平山敬三>>続きを読む
赤木圭一郎さんというのを始めて見た。なるほど、石原裕次郎さん(破綻する良さ)と加山雄三さん(破綻しない良さ)を足して2で割った感じだろうか。俳優として夭折を惜しまれるわけである。
ストーリーの展開が面>>続きを読む
シリーズの中では、もっとも興味深い(自分の利用するレンタル屋は、シリーズが歯抜けだったり、永久に貸し出し中だったりする。テキヤ一家は次があるけど、ないので見れない)。前半と後半では、まったくの別物。お>>続きを読む
自分も宇宙戦争が好きだ。レイ(トムクルーズ)が、まったく状況把握ができないまま、ばたばたと逃げるシーンが好きだ。なんか、蘇畑佳純さんと気が合いそうだな、なんて、見た人のなかでかなりの人が思ったりして。>>続きを読む
マンネリを避けるためなのか、男はつらいよ、再開の次作目で、いきなり、もの凄い変化球。シリーズの中でも、異色な作品ではあり、冒険的なテーマである。このあとの「学校」シリーズに結びついていくと思う。
あま>>続きを読む
北海道って、こんな場所だったっけ。雄大で美しい景色だ。なだらかな起伏の山々とどこまでも広がる草原。草原はうねるような起伏のある地形。
そこに暮らすアイヌも、なんか、竪穴式住居みたいなのに住んでいる。そ>>続きを読む
コンサートシーンもあってなかなか楽しい。ちょっとサスペンスホラーみたいではあるし。しかも、結局、事件とスパイダースの面々は無関係なのだ。
これが、なにやら個人的に関りがある、となると、白けてしまうだろ>>続きを読む
完璧なシナリオだ。本当に、キャストに無駄がない。当て書きなど無縁なシナリオだ。
冒頭に持ってきたのが、仰々しいまでの盛大な披露宴。その披露宴の際立っておかしな部分をこれでもかと表現してみせる。次いで、>>続きを読む
三作目ともなると、かなりダレて来る。話にまとまりがない。見どころは、山城新伍さんが演じたぶら金がコミカルなだけではなく、なかなか格好よかったりするところだ。あとは同じである。
簡単にあらすじ。
大阪>>続きを読む
身近に聴覚障害者はいないけど、この映画を見て、初めて身近に感じた。なんて言うと、いかにも程度が低いようだが、本当のことだ。
ボクシングを描いているようで、実はそうでない、と言いたいところだが、やっぱり>>続きを読む
思い出した。男はつらいよは、前作、つまり、第5作の望郷編で終わる予定だったのだ。だから、望郷編は力が入っていて名作なわけだが。
実際は、終わらずにシリーズとしては、また始まる。だからといって、第6作の>>続きを読む
とりあえず長い。3時間ある。この長さに必然性はないから長過ぎると感じるのだ。
なるほど、飢餓海峡というのは、飢餓を憎んで人を憎まず、という意味だったのか。飢餓海峡を渡り切って手にしたものは畜生道だった>>続きを読む
最後まで見ると、実はいい映画だったのかなと思える。思い浮かんだのは、アントニオーニ監督の作品。浅丘ルリ子さんが演じるのは、ぶっ飛んだスーパースターの緑川典子である。だが、そこまで、やらなくともよかった>>続きを読む
松坂慶子さんが出ていなかったら100%DVDになっていなかったに違いない。カルト映画というのは得てしてそうしたものである。
それにしても、DVDのケースが緩い。かなり、借りた人がいるんだろうな。自分も>>続きを読む
軽妙な名古屋弁の南利明さんがいい味を出している。まあ、それだけなんだけど。テキヤは、かたぎである。だが、任侠映画では、そうならない。テキヤ=かたぎ、という看板を掲げているだけである。
それと、あと、梅>>続きを読む