原作のイメージを崩したくなくて見ないと心に決めていたけど、、、これはこれで素晴らしい!原作をベースにした映画作品として捉えると、その映像美と音楽の使い方と画面上での感情描写と役者さんの完成度が高すぎる。
特にツボだったのが、ウォン・カーウェイを彷彿とされる倦怠感とメランコリックな気配溢れる映像、外国人的な日本の景色の切り取り方。そして何と言っても、村上春樹が小説で描く「不安定で損なわれてしまった人たちの醸す空気感」みたいなのを映像で上手に表現しているところ。本当にすごい、この監督!
原作読み直したくなりました。