昭和40年代。
ワタナベと親友のキズキと直子は3人でいつも仲良く過ごしていた。
だが、突然にキズキが謎の自殺を遂げ、残された二人。
ワタナベは大学で目的のない生活を送り、直子は精神療養のため入院した。
直子への思いを忘れられないワタナベだったが、 大学で緑(水原希子)という女性に出会う。
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発行部数1044万部を記録している村上春樹の 大ベストセラー小説「ノルウェイの森」の映画化。
監督は、この作品の映画化の了承を得るために、 村上春樹へ送る、シナリオとコンセプトに 1年以上を費やしたそうだ。
日本人的な表現、撮り方や小説とのギャップなど 好き嫌いはわかれるかもしれないが、 とっても丁寧につくられている。
監督の思いがつまりすぎているくらい。
タイトルは「ノルウェイの森」ではあるが、 森の中のお話ではないことは周知だけれど、 出演者(カメラが)が全編を通して「森」をさまよう様に 例えば室内では、壁や柱を木々や草葉をかきわけるように ジグザグよけながら、よく動く、よく歩く。
シーンによって光や色も丁寧に使い分けている。
そんな、映画です。 たぶん。
水原希子が初々しくて良いです。