すし

人間の條件 完結篇のすしのレビュー・感想・評価

人間の條件 完結篇(1961年製作の映画)
4.2
愛すべき妻の元へ帰ることを目標に、ひたすら歩き続ける地獄の戦争ロードムービータイム、まだあるのかと言わんばかりに起こる不条理、ここでも安定のうざったい金子信雄、放心させられるラスト、現実は死ぬほど厳しい。
生きるためには殺さねばならず、殺すたびに「人間という美しい名に値する」條件から遠ざかっていく。
誰よりも人間でいたかった梶が、戦争のせいで人間ではいられなくなってしまうのだ。

とんでもない映画を観た、、、
今まで観たどんな戦争映画よりも日本人向けで、反戦のメッセージが強く、心に残る作品だった。
この映画を知るきっかけになった父、ありがとう
戦争はいやだ!ぴえん!!!
2022.11.15
すし

すし