やむちゃ

Mr.ノーボディのやむちゃのレビュー・感想・評価

Mr.ノーボディ(1979年製作の映画)
3.4
備忘録
小学6年生の時に鑑賞。
同時上映はフラミンゴ殺法天中拳。

松竹系の映画館で観たように思う。
家の新聞のラテ欄下に怪しげなイラスト広告が出ていたのを発見。父に頼んで連れて行ったもらった。
Mr.BOOや酔拳など当時の香港映画の日本の広告にはイラストが使われることが多く、内容は全くわからないが、妙に惹かれるものが多かった。
内容はコメディカンフーだが、ジャッキー映画のような、師匠との特訓を経て必殺拳を身につけ強敵を倒すといったお話ではなく、特に新しい必殺拳を身につけず、主人公と師匠(というか悪友)が二人がかりで強敵に立ち向かって、なんとかやっつけるストーリーだった。正攻法では勝てないので、罠や防具の準備をして戦いに挑むのが面白かった。
主演はラウ・カーウィン(劉家榮)とディーン・セキ(石天)。悪役はチュン・ファト(鍾發)。一応途中で師匠的なキャラで出てくるのはリャン・チャン・ジン(レオン・カーヤン、梁家仁)。監督はカール・マック(カール・マッカ、麥嘉)。他にもラム・チェンインやマースも出ていたらしい。
今となると、錚々たる顔ぶれのカンフー映画だが、当時はジャッキー映画常連のディーン・セキしか知らなかった。
この映画の後にモンキーフィスト猿拳を観て、ほぼ同じ顔ぶれで役柄を交代したキャスティングに驚いた。
公開当時は全く話題にならなかったが、個人的にはかなり楽しめた。
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