73歳のアルヴィンは、時速8km、ロードバイクにすら追い越されてしまうほど小さなトラクターで、アイオワからウィスコンシンまでの500kmを旅した。兄と星空を見るために。
NYタイムズに掲載された実話をもとに描いたロードムービー。
年をとって良いことは、経験を積めること。
年をとって最悪なのは、若い頃を覚えていること。
道中でアルヴィンが人との出会いや対話を重ねるごとに、彼の生涯が浮かび上がって、その言葉の重みが増す。
なんて美しい映画なんだろう。
“子どもの頃、兄とは他愛もない話をして、ただ星空を眺めた。自分たちの苦しみはちっぽけなものだと確かめるために。”