ストレイト・ストーリーの作品情報・感想・評価・動画配信

「ストレイト・ストーリー」に投稿された感想・評価

Nancy

Nancyの感想・評価

5.0
数百キロ離れた兄の家に、時速8kmの芝刈り機で向かうおじいちゃんのロードムービー。

派手ではないけれど味わい深く、なかなかに良い映画だった。
実話が基になってるってすごいな。

彼の生きて来た人生がどんなものであったのか、この長い6週間の旅は伝えてくれる。
年をとり、貧しくても人に媚びることなく生きていく生き方がとても好き。
主演のリチャード・ファーブワースの温かく味のある演技に感動した。

全編に漂うのどかでほのぼのした雰囲気が心地よい作品。

108/2021
とし

としの感想・評価

4.2
脚本を自分で手がけていないということもあって一番デヴィット・リンチらしからぬ映画。 実に優しい物語である。旅路で出会う人々とアルヴィンが織りなす会話がとても印象的。若者との会話の中で発した「年を取って一番つらいのは若い頃のことを覚えていることだ」という名言の裏に隠された真意が後に爺さん同志で話している内容からわかる。その会話が何とも重くて切ない。 基本的にはリンチっぽくない映画なんだけど、おばちゃんが自動車で鹿をひいてヒステリックに喚き散らす一連のシーンは唯一リンチっぽい。
おこめ

おこめの感想・評価

3.9
シンプルイズベスト!!!

兄貴に会いにいく。。

ただそれだけのお話。。そこに加わる草刈り機と道中での人との出会い。。

"映画に変わる"最低限の要素を散りばめ、その最低限の要素を最大限に引き出す地の設定の強さ。。戦争体験や娘の境遇、兄貴との確執など。。

アルヴィンの想いが真っ直ぐ、まさしくストレイトに伝わるラストの草刈り機を捉えるミドルロングショット。。

兄貴を演じたハリー・ディーン・スタントンの存在感はさすがよね。。彼らの絆があの短時間でしかも説得力を持って締められる見事な幕引き。。しかも単なる仲違いの修復には収まらない"旅をし続ける事が人生なんだ"というメッセージが年配の俳優が多い今作だからこそ味わい深く胸に染み込む。。

リンチ独特のパンチのある画が節々に観られるのも作品の独自性になっているし、物語の尊重とリンチなりの表現がバランス良し。。むしろリンチが一歩も二歩も引いてアルヴィンのお話を支えてる感じが感慨深いよね。。

シシー・スペイセクの"何かあったんだろうなぁ"感が漂う演技の素晴らしさも○

昔と今が交錯する虚しさとだからこそ伝わるアルヴィンの力強さが見終わった後の何とも言えない心地よさにまとまっていてこれこそハッピーエンド。明日から頑張ろうって思えるそんな作品なのは間違いない。

主演のリチャード・ファーンズワースはこの作品が遺作なんすね。。不謹慎な言い方かもだけど何かそれを知って観ると彼の役者を超えた人生の大先輩としての魂を感じるよね。。映画賞総ナメなの大納得の存在感。。

最後に

音楽も最高!!!!!!
ガワコ

ガワコの感想・評価

4.0
トラクターのスピード感とか焚き火とか喫煙とか、スローな感じが凄く心地よかった。
歳を取ることの魅力を少しだけ感じた。
まんず

まんずの感想・評価

4.6
おじいちゃん!
小出し小出しで分かっていくのいいね!
音楽もロードムービーぽさとヒーリングミュージックみたいなん混ぜてるのがなんか心にくる。
最後も行き過ぎないのがいい。
も一回みたくなる!
よし

よしの感想・評価

4.0
倒れた兄にトラクターで会いに行く、ただそれだけの話 --- 普通という、"カルトの帝王"デヴィッド・リンチのフィルモグラフィーから一見何よりかけ離れた、実話を基にした異色な傑作。
実際に通った道でのロケ撮影による、自然光を感じさせる温もりのある映像に心洗われる。人のあたたかさに触れる。ただ淡々と愚直なまでにあたたかな眼差しに、旅の始まりの目的は長年口も聞いていない兄に会いに行くことだったかもしれないけど、思いがけない人と人との交流。まさしくタイトル通り直線的で牧歌的な雰囲気が作品を優しく包んでいるのが、本当に魅力的。どこまで行っても美しく、ひたすらのどか。作中随所で何度も流れる音楽も沁みてくる。
脚本を書く上でも実際にその場所に赴いたという誠実さ。一種の"雇われ監督"という関わり方。画から漂う空気は紛れもなくリンチ作品(待ってましたのハリー・ディーン・スタントン!この起用はずるい)なのに、不穏なことは何も起きない。狂信的な映画ファンが繰り返し見てはあれこれ意見を交わしたり、ネットで解説を調べて読んだりする必要もない。ウィスコンシンまでの道中、いわゆる彼特有の"異型"や"奇妙"といった難解さからは無縁の世界。ただただ素直な気持ちで見ていればいい、感じるままに受け入れればいい。無理して生き急ぐ必要なんかない、ただ一歩一歩着々と確かに進んでいければいつか。振り回されなくていいのだと思える。人生経験の滲み出た人生讃歌みたいに響く。空は今日も綺麗、星を眺める。
ウインナーを食糧に関わる人々の心と、何より観客の心を開いていってくれるリチャード・ファーンズワースの名演技が、単なる演技という枠を超えるように嘘臭さがなく、素直に沁み渡る。娘役は普段よりボーイッシュさの際立つようなシシー・スペイセク。吃音のような話し方。兄弟喧嘩ばかりの修理屋のやけに高い値段を値切ってからの、自分の兄とのことを話すシーンが最高すぎた。デヴィッド・リンチ作品にディズニーの名前出ることなんて、まぁなかなか無いだろうな。

「これは、愛すること、許すこと、そしてそうした人の心の動きをシンプルに描いた映画だ」
Rose, I'm gonna be back on the road. ローズ、わしは道に戻るよ「一生ほとんど旅ばかりだ」「誰もあんたやその子を失っていいほど怒ってやしない」枝の束=折れない、その"束"こそが家族「実と殻の区別がついて細かいことを気にせんようになる。最悪なのは若い頃を覚えていること」自分で成し遂げたい、有り難いがわしは頑固でね「わしがとしをとるほど、仲間の失ったものも大きくなる」「兄弟は兄弟だ」10年も口を聞いていない
みき

みきの感想・評価

3.4
実話を元にしてるってびっくり
でも私のおじいちゃんだったらめちゃくちゃ心配になっちゃうな〜
所々にリンチ監督感が🤭

兄弟っていいな
あんなもんに乗って俺に
会いに来てくれたら
泣くよねお兄ちゃん
Soshi

Soshiの感想・評価

5.0
人目を気にせず
ただ、まっすぐ
歩いていれば
人は幸せになれる
のかもしれない
リンチぽくないロードムービー。死生観ともいうのか、老いたからこそ辿り着く思想が様々に挿入されている。
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