ゴジラ映画全作レビュー16作目。とうとう世代直撃の平成VSシリーズに突入。
昭和ゴジラ作品が初代以外全部なかったことになり、ヒールなゴジラが帰ってきた。
単純にゴジラをドアップで映すカメラワークが多く、安直だが迫力があって昭和ゴジラ後期作品にはなかった「怪獣の巨大感」が出ていたのが良かった。
人間パートも大分まともになって、昭和シリーズの荒唐無稽なSF要素は皆無。冷戦と核兵器が裏テーマに設定されていて、ソ連が露骨に悪者に描かれているのも当時の情勢と日本の立ち位置を表しているのかと思う。
スーパーXとかいう、勿体ぶって出てきた割に役に立たない空飛ぶ炊飯ジャーを開発した自衛隊はマジでどうかしてる。