みお

バッタ君町に行くのみおのレビュー・感想・評価

バッタ君町に行く(1941年製作の映画)
3.0
宮崎駿が「崖の上のポニョ」の制作時によく見ていた映像作品と紹介されていた。手塚治虫も影響を受けているらしい
真珠湾攻撃の2日前に公開されたおかげで制作会社が借金を背負ったというエピソードを聞いてしまい、なんだかなんだか悲しい気持ち…

絶妙に死にそうで生き残る演出が至る所に散りばめられており、虫の日常ってこんなに死に溢れているのか…と人間であることが少し怖くなった
落ちたタバコ一つでもこのアニメの中では丸太であるし、踏みしめる足ひとつひとつに怯えるのがあたりまえ
大量の虫が蠢く様はアニメーションとしては見ていて楽しいけど、実際にいた場合を想像してしまい、ちょっぴり気持ち悪さを感じた
自分が加害者側として常日頃あり続けているという事実は忘れないように、命に優しく生きたいな

アニメーションが細部まで作り込まれているので音ハメ気持ちいい〜
みお

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