Kenta

美女と野獣のKentaのレビュー・感想・評価

美女と野獣(1991年製作の映画)
4.2
ディズニー不朽の名作のひとつ。村一番の美女と醜い姿の野獣のロマンチックラブストーリー。ディズニーの中でも代表作に挙げられるることが多く、賞レースもアカデミーにゴールデングローブと数々受賞している人気作。

昔々あるところで、大きな城で暮らす傲慢な王子がいた。ある冬、彼の城にひとりの貧相なお婆さんが現れ、薔薇と引き換えに城に泊めてほしいとお願いをする。だが、彼は傲慢さ故、そのお婆さんを追い返すが、そのお婆さんは実は魔法使いだった。城や家来、そして、王子は魔法をかけられてしまい、醜く貧相な姿へと変えられてしまう。そして、その城に置いていかれた薔薇の花がすべて散った時、それらの姿は戻らなくなるのだった。
それに対し一方のある村では、本が大好きで可愛らしいベルという女の子がいた。彼女には偉大な発明家の父モーリスがいた。だが、その父は村からは変わり者とされ、避けられていた。
ある日、モーリスは発明品を運び外出する。だが、道に迷ってしまい、ボロボロのお城に辿り着くのだった。そして、そこにいたのは野獣に変えられた王子の姿。傲慢なままの野獣は、モーリスを捕らえ、城に監禁してしまうのだった…。

ディズニー作の名作ラブストーリー。
ストーリーを全部知らない人はいるかもしれないが、タイトルとベルと野獣というキャラ存在くらいは老若男女誰でもわかるくらいの名作だ。そして、内容も直球のラブストーリーで、醜く傲慢な野獣を正していくベルというプリンセスの美しい物語だ。傲慢な野獣と純粋なベルのお互いを想って行う兼ね合いには、つい、微笑んでしまう。この二人の色恋模様は、どうも現実味を帯びており、ある意味リアルな感じにも思える。

悪いヤツじゃないけど鼻につくガストン。
今作のヴィランのガストンは、決して、悪に染まっているわけではない。ディズニーアニメ映画のヴィランは、わりかし悪党が多い。だが、ガストンは個人的に悪いとは思わない。ただ、ベルへのアプローチや自己顕示の仕方が下手くそなだけだ。現にベル以外の女性にモテてるんだったら、あれくらい高飛車になるかもしれない…(笑) そこもまた、人間らしさが出ていてどうも私は彼を憎めない…。

エマ・ワトソン主演の実写映画も良作と聞く。それに、ディズニーランドには新エリアとして今作が主題のエリアもできた。それだけ、ディズニー作品の中では名作中の名作で愛されているのだろう。個性的なキャラも多く、ファンが多いのもわかる気がした。大人になってから観た今回が初見だなんて、口が裂けても言えない…。(笑)
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