ブルーススターキラー

美女と野獣のブルーススターキラーのレビュー・感想・評価

美女と野獣(1991年製作の映画)
4.3
[美女と野獣]は、とても素晴らしい作品だ。今作は1992年のアカデミー賞でアニメーション作品として初めて作品賞にノミネートされた作品だ。美しく心優しい女性ベルは森の奥にある城で醜い姿をした野獣に出会う。そして、そこに住むことになったベルの物語。今作では、映画を通して差別や偏見についてを描き、人を見た目で判断していいのか?といった複雑な視点で映画が進む。そして今の社会にも繋がる人種差別についてや環境問題、女性問題についてを考えさせられる作品だ。だが、社会派問題についてを描いた今作は、重すぎる演出もなく、誰でも観やすい作品になっている。その点においては、とてもディズニーらしい描き方だ。そして、今作は、巨匠アラン・メンケンによる素晴らしい音楽が映画を親しみやすい作品にしているといえる。