1943年に大日本映画製作會社によって、干戈(かんか)時のマレーシアで作られた映画。
1930年ごろ、イギリス植民地のマレーシアの華僑の町で、
理髪店を営む日本人の家族がいた。
ある日、中国共産党の暴徒から理髪店を破壊され、
小さな妹、シズコが殺される。
兄の谷豊は復讐として、中国人とグルの
イギリス人署長を殺害。
その後、家族と久闊(きゅうかつ)し、時が流れ、
復讐の鬼となっていた谷豊はハリマオ(マレー語で虎)と呼ばれていた。
1941年、日本軍がマレーシアに上陸。
日本軍に見初(そ)められた谷豊はイギリス軍の割拠する地で
任務を受ける。
紀要すれば、実際の戦時下における軍人精神を渙発(かんぱつ)する映画です。
何故かこの映画に登場する外人はみな日本語ペラペラである。
敵のイギリス兵まで日本語でしゃべる。
時折、入る説明文が白くて読めない。
まあ、たいしておもしろくはないし
映像的な価値もさほどないので、
買って見るまでもなかったかな。
古い時代のマレーシアのヤシの木などは良かった。
上映時間は80分。