Beausum

奇跡のシンフォニーのBeausumのレビュー・感想・評価

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)
4.9
好き、過ぎる。好きが過ぎるぞ。
こんなに大好きが詰まりに詰まっている作品、今までなぜ出会わなかったのだろう。でも、このタイミングが運命なのであろうね。
とても好きです。

音楽にフォーカスしてる作品はもともと好きになる傾向がある私だけれども、
これは、音から音楽へつながるお話で、そこへひとを繋ぐお話。家族がつながるお話。

演奏シーンが多く登場しまして、楽器ひとつひとつの音がよく聴こえるのです。その中でも、もうね、アコースティックギターの音色がもう〜〜文句なしですよ。耳が、しあわせでした。しあわせだーー!!ってなった何度も。
アコースティックギターの見せ場がめちゃあるのね、私がテンション上がらないわけがないよ。最高。

マンハッタンで最初にエヴァンを見つけてくれた運搬のお兄さん。気怠そうだけれど、ちゃんと優しくいいやつ。
福祉局の瞳が綺麗なジェントルマン。一貫して相手を想うお方。このふたり、サブでも好きなキャラクターです。
ロビン・ウィリアムズは、突き詰めてくそ野郎に仕上がっていてよかったです。見た目の胡散臭さすごかったなあ。

あーいいなあーーーと思うシーンが、思い返してもほんとうに多い。なので羅列する。

・街中の雑音が徐々にリズムをつくり、エヴァンには演奏に聴こえているシーン(それのせいで名刺落としちゃうんだけども)
・夜のチャーチでの最高にパワフルで楽しそうな歌声とパフォーマンス
・からの翌朝、エヴァンの自由な音符攻め作曲シーン
・August Rhapsodyの前日練習シーン(なおロビン・ウィリアムズがぶち壊すまでの部分)
・パーク内での親子ギターセッション。このシーンが特質して輝いていたなあ。互いの演奏でコミュニケーションしているかんじ。ギターの音色がまたね〜、最強なのですわ。ふたりだけの世界。
お二人とも澄んだ同じ色の目をしているのも、ここでよく見れる。親と子よの。

そして極め付けは、ラストのエヴァン大演奏。個々の楽器がきちんと主役。盛り上がるところも、外さず入れてきてる流石。
このシーンのお父さんとお母さんのエヴァンを見つめる眼差し全てが、素晴らしく素敵で、魅了される。ここ私の推しポイント。


つまるところ、わたしがいいね!!!となるところには全て音楽が関わっておる。よい作品観た。しあわせです。
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