Kumi

マイ・ボディガードのKumiのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
4.9
トニー・スコット監督×デンゼル・ワシントンの最強タッグ‼︎

米軍の暗殺部隊にいたクリーシーは引退後、アルコール依存症に。
かつての仲間レイバーンを訪ねると、メキシコでの誘拐事件多発を聞き、ボディガードの仕事を紹介され、メキシコシティの富豪ラモス家の娘ピタのボディガードとなる。

最初は無口で通して「これはただの仕事だ。友達にはなれない」とピタを遠ざけていたクリーシーだが、徐々に心を開き、お互いにとってなくてはならない存在となった。

そしてピアノ教室の帰り、ピタは誘拐されてしまう。
クリーシーも反撃するが、重傷を負った上、地元警察は汚職警官の巣となっており容疑者扱いされる。

ピタの父親は犯人に要求された身代金を払うも、引き渡しの際に邪魔が入り犯人の逆鱗に触れてピタが殺されたと聞いたクリーシー。

レイバーンからアメリカに戻るよう促されるも、復讐心に燃えているクリーシーは犯人たちを追っていく。

デンゼル・ワシントンの破滅→再生→復讐の姿が印象的。
それに犯人達を追い、1人ずつ拷問する冷酷さは誘拐犯以上じゃないか?と思うほど。レイバーンの「彼は殺しの道に秀でている」というセリフも納得。

ピタ役のダコタ・ファニングも当時幼いながら可愛く、時に強く、そしてまた可愛く。。。笑顔もスネた顔も泣き顔も可愛いし、こっちまで泣けてくる。

ちなみにピタの父親役は歌手でもあるマーク・アンソニー。映画ではいい印象とはならないけど、彼の歌声はトロけます♡笑

トニー・スコット監督の独特の演出。セリフがなくても、演者が写っていなくても心を揺さぶる映像を生み出してくれる天才。
もう彼の作品を見られないと思うと悲しくなる。
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