芹沢べん

病院坂の首縊りの家の芹沢べんのレビュー・感想・評価

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
4.5
金田一耕助シリーズ第5弾にして最終作でした。

これまでの舞台はだいたい昔ながらのお屋敷というイメージがありましたが
今回はビルなどわりと現代よりになってちょっと新しめというか新鮮さがあった。OPがジャズバンドから始まるのもグッド。

シリーズ通してみれば、これまで通り複雑な家族が絡んでくる殺人がメインとなり、展開等に真新しさはなかったが、先述したような近代寄りの雰囲気やら探偵助手のようなポジションのキャラが出てきたりで、これまでのシリーズにはなかった雰囲気少し感じられた。

割と今作は、人物の整理やトリックや動機がわりとわかりやすく、面白いと感じた印象があり、シリーズの中でも個人的に好きな作品となりました。

シリーズ通して石坂浩二演じる金田一耕助というキャラクターが大好きになりました、面白かったです。
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